せんりの熱血遊び日記

デュエマアニメ感想とヴァンガードのブログ。Pスタンやってます

デュエマVSRは最高だった(涙)

最初の記事だー。遊戯王仮面ライダーがメインだし、どっちから書こうかなー

 

よし、デュエマや!!

 

……なんでこうなったのか僕にも分かんないんですけどね。先日最終回を迎えたデュエマVSR、主に牛次郎について書いてきます。

 

ネタバレがすごいあるので、それを見たくない人から隠す役割もかねて、アニメ内容の前に僕のこと書きます。VSRの感想がさっさと見たい人は飛ばしましょう(笑)

僕はデュエマが始まったときからずっとやってて、アニメも漫画も見てました。遊戯王も同時にやってました。その時は小学生で、低学年のころは周りみんながデュエマをやってました。

しかし高学年になると徐々に遊戯王派が増えてきて、今も付き合いがある人たちなんかは、たしか中2とかのあたりで完全に遊戯王になりました。それで僕も自然と遊戯王をやるのが多くなりました。

デュエマをやるのは減りました。コロコロはけっこう早い段階で買わなくなってたので、デュエマの情報は途切れ途切れに仕入れる程度でした。バサラさん風に言うと周回遅れ野郎でした。

そんな中、主人公が変わったことを知って、なかなかの衝撃にさいなまれました。最前線でやってなかったとはいえ、ねぇ?

おそるおそるVを見てみると、うん、普通に面白い。デュエマ内容も良いし、サイキックリンクは派手でかっこいい。勝太くんの友達の描写、特に勉ちゃんの話は好きだ。

V2。まさかのクラスメイト大量登場。話がまー濃かった。当時出たカード、ゼロ文明、その頂点、ゼニスっ!あれのコストの重さ、能力の最強さには虜になった。

V3。零ちゃん可愛いーっ!!ちくしょう、あの豚がうらやまry……みたいな感じだった。背景ストーリーがすごい好きだった。

 

そして、まだ記憶に新しい、「VS」。まさかの30分セルアニメ化でビックリし、わくわくしながら見てみると……。

 

なんだこれ!超おもしれーっ!!

 

ということにすぐなった。この書き方だとV3とVSに大きな差があるような感じもするかもしれないが、別にそういうわけではない。ただ、30分になったことで増えたワクワクは半端じゃなかった。デュエマの前に脱線してハチャメチャな事態になったかと思えば、30分をフルにデュエマに費やしてくれたり、かと思えばギャグを大量に放り込んだり、とにかく飽きなかったし、楽しかった。

 

VSの記事はあとで別に書くと思うんでこの辺にして、まぁ一番言いたいのは、勝太くんたちの世界が魅力に溢れてるってことです。キャラや勢力は1年ごとに大体リセットされますが、みんなそこにいて、楽しくワイワイ騒いでます。そしてそれはシリーズを重ねるごとに広がってて、それまでで作られた楽しそうな日常の裏付けがあるから、VSの凄まじい量のギャグは受け入れられたのではないかと思ってます。あんなにギャグばっかのカードアニメないですよ(笑)

 

じゃあ、VSRいきます。

 

 

やっぱり衝撃だったのは彼の扱いだと思います。出てくるフラグはビンビンでしたけど、まさかラスボスでパックの表紙になって2種類しか枠がないLRの枠をかっさらってくとは思いませんでした。はい。最近他のカードアニメでも過去キャラ登場は多いですし、登場自体への驚きはそうでもなかったですけど、その破格の扱いには驚きました。

 

上で挙げた扱いの良さもスゴいんですけど、僕が一番嬉しくて、心震えたのは、なんといっても、最終回の後日談パートです。これが書きたくてこの記事を書きました。細かく書いてきます。

 

  • 「一度負けたら、終わるわけじゃない」

 

この言葉から始まる、勝太くんのセリフ。はい、大好きです。この回単体で聞くと普通のセリフだと思いますが、これを聞くと前作までの描写が思い出されます。勝太くんは常に強力な切り札に恵まれ、切札一家という才能も持ちながら、同じ相手に何度も負け続けた過去があります。さらに言えば、いまだにその相手たちには負け越してます。バサラには勝ったことがなく、コジローにも直前の真剣勝負で負けました。勝太くんの強さを考えると、ちょっと負けすぎなくらいです。

しかしその負けが勝太くんを奮い立たせてきました。特にドラゴン龍に負け続けたのは、彼のデュエマを形成した大きなものです。

そんな主人公像を描き続けたのが、このセリフに繋がってると思います。心の奥ではデュエマを愛し続けていたであろう牛次郎に対して、勝太くんがもっともぶつけたかった言葉だったのだと思います。

「デュエマの何が楽しいのか」この大事なテーマへの、勝太くんの積み上げてきたものを込めた答え。一言一句に魂がこもった、最高のセリフだと思います。

 

上のセリフのあと、牛次郎と勝太くんの前に現れます。牛次郎に微笑みかけ、それを見て牛次郎は走り出します。そしてデュエマウスは勝太くんにお礼をし、消えます。……これは卑怯!卑怯だって!僕こういうのに弱い!

 

そして、牛次郎はデュエマウスを直し、謝ります。しかしデュエマウスは記憶を失っており、なんのことか理解できません。

それを察した牛次郎は最初の命令を与えます。以前も登場した印象深いセリフが、少し優しくなったものです。このアニメはこういうところが本当にニクい。

そして、牛次郎は疲れたように座り込みます。僕は最初見たとき、その後ろ姿が怖かったです。さっきまでのデュエマが嘘のように、今にも消えてしまいそうで、寂しく感じました。謝ったのも、もしかしたらどこかへ消えてしまう前触れなのではないかと。

しかし、デュエマウスが言った何気ない一言が、彼を笑顔にします。そして勝太とデュエマウスの再会の時、牛次郎が仕掛けたいたずらの爆弾で勝太くんはぶっ飛ばされ、本作は終わります。

 

……

 

……

 

なんじゃこりゃあぁっっっ!?

 

文章にすると、なかなかぶっ飛んだラストです。だが、これが良い。

 

牛次郎は、作中での役割が終わったキャラです。もっと言えば原作の中盤時点で既に終わってます。

しかしデュエマウスは彼を、このアニメらしい、少し気が抜けてしまうような言葉で引き止めました。

そして牛次郎は、勝太くんたちの感動的なムードをギャグでぶち壊し、陽気に笑います。木の陰で、あわてふためる勝太くんたちを見ています。

 

「大人は汚いものなのさ。ベラララァッ!」

 

牛次郎はデュエマウスを直してすぐ、謝罪の言葉を口にしました。

謝るという行為は悪役にとって、ヒールとしての魅力を大きく失うものだと思ってます。牛次郎は原作においては芝居でしか謝罪を口にしていません。

牛次郎は悪であることをやめ、勝太くんたちの世界からフェードアウトしていくつもりだったのではないかと思います。悪としてのプライドを捨て、ただただ、勝太くんたちから奪ったものを精一杯元に戻し、消える。それが彼の意思だったのではないかと思います。

 

しかし牛次郎の謝罪はかき消されました。そしてデュエマウスによって勝太くんたちの世界に呼び止められ、彼は勝太くんたちにいたずらすることを選びます。

 

勝太くんはデュエマウスを見て、すぐに、「直してもらったんだな」と言いました。牛次郎が直したのだと勝太くんにすぐ伝わったんだと、胸が熱くなりました。まぁ普通に考えれば分かることですし、さすがにセリフを深読みし過ぎな気もしますが。

そして爆発。勝太くんには誰の仕業かすぐ分かったはずです。しかし彼はデュエマ直後のような「怒り」の顔は見せませんでした。

 

牛次郎は悪役として、しかしただの悪ではなく、「デュエマを愛する悪役」として蘇ったのではないかと思います。消えず、勝太くんたちの世界の一員になったのではないか。デュエ友になったのではないかと。結局勝太くんには直接謝らず、仲間になったわけでもない。でも想いは言葉がなくても、デュエマウスを通じて伝わっている。あの陽気な世界のひとりとして、いたずら好きなヒールとして、生き続ける存在になったのではないかと思いました。

再登場するにしてもしないにしても、彼の楽しそうな姿は生き続ける。素晴らしい締め方だったと、強く思います。

 

 

 

グダグダと長くなってしまいましたが、結局なにが言いたいかというと、デュエマVSRは最高に楽しかったし感動した、ということです。自分でも深読みしすぎな気はしてますが、なんかそうなったのだから仕方ない。こんな楽しみ方があるのも魅力だと思います。

 

デュエマの記事は何度も書いていくと思うので、今回語れなかった部分も今後ドンドン語っていきたいです。というかVSRは続投する要素が多いから今の時点で書くことが思ってたほどはなかった(汗)。

 

本当に1年間、楽しい時間をありがとうございました。新シリーズも応援していくので、楽しいのガンガンお願いしますよ〜。

 

では、ひとまずこれにて。ありがとうございました〜。

 

[デュエマVSRFアニメ感想はこちらから!]

デュエマVSRF 第1話感想! - 熱血バカガキの遊び日記