仮面ライダージオウ39&40話 電王編 感想 [ジオウに俺、参上!!]
どうもです。
かなり期間が空けての更新になってしまいました。
いつもはテンション高くやってますがあれもまぁまぁ労力を使うのと、今回はぶっちゃけ微妙な回だったと思ってるのもあり、今回はこのテンションのまま行こうと思います。ディケイドの話も少ししようかなと思います。
- 話
電王キャラが定番のくだりをやるシーンにしっかり尺が割かれており、ファンサービスはバッチリでした。ゼロノスと電王の戦闘シーンも充分に描かれてたと思います。
アナザー電王周りの設定に電王らしさが点在していたのも印象的でした。
ストーリーは結局お姉さんが亡くなってしまうという切ない後味。イマジン契約者の、「自分を憎むことで〜」のような優しさの描写。どこか電王らしさを感じるような要素で固められていたと思います。
イマジンたちの活躍も当然大きいです。彼らのノリはもう作品全体を乗っ取っちゃうくらいのパワーがあるので、電王感はいやがおうにも出るというものです。その辺はさすがイマジンズ!って感じでした。
アナザー電王も姉思いの弟で〜という良太郎オマージュ入ってるみたいな設定。そんな彼が自分自身を止めたいと決意するのは熱い展開だったと思います。
- 登場!グランドジオウ!!
グランドジオウの変身シーンは感動でしたね。
デザインについては、ゴテゴテ感がありつつ動けば気にならないという良いバランスだと感じます。顔が元とあんまり変わってないので、案外無難めなデザインなんじゃないかなとも思ったり。あと個人的な話ですがディケイド像が良い位置にあるのが嬉しい。
能力ですが、まぁディケイドコンプリートと大体同じって解釈で良いんじゃないかな。演出的には差別化はされてると思いますが。
ただ、最終形態の登場に相応しい盛り上がりが用意されてたかなと思うとそこは微妙かなあと。電王編の話がグランドジオウ誕生のエピソードとしてあまり適してるとは思えないんですね。アナザー電王は特別強いわけでもないし、ソウゴの内面成長とかを描く話でもないので。
また、本作はライダー作品の中でも敵がかなり弱めなのでパワーアップのカタルシスがかなり薄いです。現状オーバーキルです。オーマジオウ以上の強さがあるなら本筋の話を動かせますがそれも無いので、存在意義が弱いトリニティとあまり変わらない印象です。
とはいえデザインと能力は魅力的なので、今後の活躍に期待です。
- クロスオーバー作品における電王
なんで今回の話が個人的に面白くなかったについてです。ここからはわりと批判よりなので注意です。ジオウの今回の話というよりは電王の本編外の展開についてです。
電王は時間の管理をするという使命を帯びたライダーであり、本編では歴史に介入する・しようとする存在を「敵」とし戦ってきたライダーです。
で、ジオウのキャラ達がやってることも電王の「敵」とたいして変わらないんですよね。だからそういった方面の対立からのドラマを期待してたんですけど、その面では肩透かしでした。まぁモモが勝手に来たからオーナーが不在ってことで、その面に触れない理由づけはきちんとされてはいるのですが。
ディケイドの時もなんですけど、電王って掘り下げようが無いのか、クロスオーバーのうまみが薄いように感じて。
ディケイドは基本的に過去作の世界をリマジしてそのテーマ性を新しい形で描くって感じでその試みが好きでした。でも電王編だけは違って、リマジもされないし新しい形でも無くて、それが面白くなかった。個人的にはディケイドのワーストエピソード。
電王はお約束のキャラとかセリフとかがすごい固まってて、僕もそれは大好きなんです。電王本編の中においてはすごい良いことだと思ってます。ただクオリティが高い分、後でイジるところがあんまり無いってことなのかなと。
総合すると、電王に関しては、公式は掘り下げとか新しい楽しみ方の発見とかそういうことをやる技量あるいはやる気があんまり無いのかも、ってことを改めて感じてしまって。僕は仮面ライダーというコンテンツはそういう新しいものを見たくて愛好しているので、そこはとても残念でした。カブト編の直後だから特にそう感じてしまったかもしれませんが。
- 最後に
すいません、けっこう手厳しく言ってしまいました。電王は本編は好きなんですけど、いろいろ思うところがあったので。
とはいえ今回はディケイドの時に比べれば大分良い回だったとは思います。ジオウのキャラと電王のキャラの絡みもとても面白かったですし、モモゲイツもゼロノスもクライマックスもあるし。
というわけで、かなり遅れてしまいましたが電王編感想でした!
41〜43話は一つの記事にまとめて早急に投稿する予定です。
では、ありがとうございましたー!
[次話感想はこちら!]
[前話までの感想はこちら!]