仮面ライダージオウ41〜43話 アナザージオウII編 感想 [会えて嬉しいよ、士]
更新かなり遅れましたが感想やってきます。
ジオウにちょいちょい顔を出していたディケイド組。
今回本格参戦って感じでしたが、どうだったのか!?
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」
「会えて嬉しいよ、士」(いきなり襲いながら)
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ファイナルアタックライドォ!!!!!!!ディディディディケーイドォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って感じでした。ディケイド組の描写がめっちゃディディディディケイドだったと思います。アナザージオウII編の方が章の名前として妥当なのでそうタイトルにしましたが、自分にとっては実質ディケイド編って感じでした。
- 海東
ディケイドきっての問題児が今回もやらかしました(笑)
途中はスウォルツに洗脳でもされたのかと心配しましたがそんなこともなさそうで。
ウールオーラとのくだりは最高ですね。あそこでグランドジオウウォッチを渡すの最高に意味不明なんだけど意味不明なのが海東なので。あそこで理由を特につけない辺りが上手いなぁと。スウォルツの指示は聞きたくないけど仕事はさせてもらうとかも、も〜最低すぎて最高って感じ。
「あれ、それって言っちゃマズイことだった?」
て、て、テメェこのやろ〜〜! ここもうーん、好き。
アナザージオウIIウォッチの奪い方が豪快すぎるのも笑った。お前インビジブルはどうしたんだ。銃でウォッチ吹っ飛ばして〜っていうのはちゃんと銃ライダーやってて好きですけどね。僕銃ライダー好きなので。
結局ウォッチは手に入れる辺りちゃっかりしてますね。海東ってお宝を取り逃がすことほとんど無いですからね。何気にすごい。どうやって保管してるんだろう。
うーん、ディケイドに負けたのはなぁ〜。ちょっとどうだろうな〜。あんまり深く考えない方が良いかな。
僕の好みだけ言っとくと、互いがファイナルアタックして相殺、互いが満身創痍のところスウォルツが〜って方が好きかな。あの二人のファイナルアタックがぶつかり合うことって無かったので、それはけっこう見たかった。
最後のソウゴたちへの「またね」も最高っすね。誰が言ってんだよ!って感じで。
海東の言動に一喜一憂してた頃を思い出した。脚本は毛利氏ってことでディケイドには未参加の方だったと思いますが、キャラ再現は素晴らしかったと思います。
- 士
ついに海東と遭遇してしまった世界の破壊者。いきなり襲われても「何すんだよ!」とか「どうしたんだお前!?」とか言わないのが本当に解釈一致って感じ。
「まぁ海東だからな」。その境地。
海東と出会って早々に力とられちゃう辺りやはり海東は人間のクズ。
時止め無しの純粋なライダーバトルでは海東に勝ってたってことで、何気に初勝利。響鬼編で互角っぽく描かれてからはこの二人の実力差については触れられなくなりましたからね。
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ」
来た!来ましたよ!!ついに解禁された必殺の決め台詞!!!
まぁ、全3話の章の真ん中で来たから「士さんちょっと早いっすよ!」とは思いましたが(笑) 半年くらい我慢してたからかな。
ジオウ復活からのジオウライダー一斉変身に混ざってるのは草でした。あそこでやっぱり新しいライダーの方が音声が派手で分かりやすいなってのは思った。カメンライド自体は好きな音だけど、やっぱ同時変身だと年代の違いが出るんだなぁと。ウィザード以降存在感ある音声で統一されてるのもこういうクロスオーバー展開を見据えた取り組みなのかなと思ったり。
「だいたいわかった」
「ほんとか!?説明しろ!」
「だいたいはだいたいだ」
笑いました。若干メタ発言っぽい感じするけど、毛利氏なのでまぁって感じ。あの人はこういうの多いですからね。地獄兄弟って言っちゃったりマゼンタに突っ込んだり。
だいたいわかったのくだりは会話として自然なので良いと思います。ただマゼンタのとこは補完計画見てない人かしたら「なんでソウゴはマゼンタって断言してるんだ?」って感じると思うんで、要らないかなーって感じ。
あ、補完計画見てない方向けに補足しておきます。補完計画というメインキャストが出演する動画があるんです。ジオウの設定や話の本編で語られない部分を扱います。それに士が出演した際、ソウゴたちに「ピンクじゃない、マゼンタだ」としつこく教え込むというくだりがあったんです。
それを踏まえればあの会話も分かるって感じです。
上でも言いましたがキャラ再現は素晴らしかったですね。次回以降もディケイド組は出てくるみたいなので楽しみです。
- 今回の話について
はっきり言って今回はジオウの話としてはダメだったと思います。前のアナザージオウ編(ゲイツリバイブが登場するやつ)の焼き直しでしかない上に加古川というキャラの魅力を大きく損なう内容だったと感じました。ストーリー上の動きとしてはツクヨミとディケイドの力が奪われたというのがありますが、これまでも奪うチャンスはあったので、じゃあ今回の話って意味が無いんじゃないのってことで。
僕は加古川ってキャラは嫌いじゃなくて。ていうか前のアナザージオウ編はすごい好きです。
加古川というキャラに課せられてた問題は2つあると思ってて。1つは「事実」を正しく認識できてない・知らないこと。2つめは「感情」の矛先が違うこと・その収束の仕方。要は「事実」と「感情」の問題をクリアするのがあのキャラの主旨っていうかゴールかなと。
視聴者視点で見ると「事実」についても「感情」についても間違いだらけだし主体性もアレだしとネガティブな要素が多いキャラですが、前回の時点では「事実」も「感情」も筋は通ってたんですよね。事実知らないのはしょうがないし、感情もソウゴに向くのはアレですがそれ自体は理解できます。
で、前回のアナザージオウ編でとりあえず「感情」の問題はクリアできたと思ってたんですよ。ソウゴが加古川に語りかけた言葉もこの上ないものだったと思えたし。
まぁそういうわけで、今回加古川がソウゴに対してまた「感情」を振りかざして挑戦してくるっていうのが、話の繋がりとしてどうなの?って感じで。やってることのステージが変わってない、進展が無いんですね。今回のソウゴと加古川の対話も前回と同レベルだから「またか…」っていう印象になるし面白くない。
「事実」の面でアプローチして対話のレベルを上げてっていうのが自然なんじゃないのかなと感じました。
また、今回の話のメインである時間の書き換わりなんですが、設定のフワフワ感が目について、うーんって感じ。突っ込みどころだらけなんだけど、突っ込んだところでこの話について今後触れられることもなさそうだし、もう考えるだけ不毛って感じで。とりあえずスウォルツの言う「強行な手段」の内容を明かさないのは不誠実だなあと思った。もう終盤なんだし、それぞれのキャラが持ってる手札の内容は明かしてもらわないと感情移入できないよと思う。
素のゲイツが普通にアナザーライダー倒すところで「あ、はい」って感じになっちゃったな。
ゲイツやウォズについてですが、彼らの帰結も予想できる通りで特に感じるものはなかった。ウォズとの敵対を映画でガッツリやるという前情報があったのもマイナスだったかな。映画のメイン展開と展開被ってるのはなぁ。
かなり手厳しく言ってしまいましたが一概に毛利氏を非難しているわけではないつもりです。メインライターじゃないのに終盤の派手な展開をやるってのは難しいところがあると思うし。設定についての情報も全部は知らされてないんじゃないかなとも思います。
今回の話に意味が無いとは言いましたが、意味が無いような話でも面白いように尺を繋げられるというのは脚本家として最高のスキルだと思うんですよ。
脚本家が手がける作品って大体原作があるじゃないですか。でも原作が必ずしも面白いとは限らない。その場合脚本家が自分の仕事を果たす上で必要なのは内容の面白さに左右されずに尺を繋ぐ能力だと思うんです。毛利氏はそこがとても上手いんですね。
原作の良さを汲み取る能力も必要なもので、その点でも、氏の作品の手厚いファンサービスを見てればそれが優れてるのも分かります。
つまるところ、氏の能力について疑ってるわけではないしそのすごさを理解できてるつもりではあるんだけど。なぜか毎回気に入らない部分があるっていうか。どこか感性っていうか考え方っていうか、そういう根っこの部分で僕と合わない脚本家の方だなあと改めて感じました。
他にも色々ありますがとりあえず特に重要な点は挙げれたので、この辺にしておきます。
- 最後に
いやー、かなり手厳しく言ってしまいましたね。嫌な気持ちにさせてしまったならすいません。
更新が遅れた理由の一つがこれです。極力ポジティブにいこうとは思ってるんですけど、自分に嘘ついて書くのは無いと思って。良い落としどころを探りつつ視聴してましたが、今回は流石に厳しかった。
ただこうして記事書いてみるとディケイド周りでの盛り上がりが蘇ってきたりもして。ブログって良いなとも思ったり。ディケイド周りの描写は本当にすごい良かったですよ……!
でも次回の44話はすごい楽しくて。だから奮起して書いた次第です。このまま最終回まで突っ走ろうと思ってるので、よろしくお願い……したいです(笑)
映画も観に行く予定です。感想記事も書くつもりです。
追記:書きました!よかったらよろしくです!
(劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer 感想 [これぞ平成ライダーの!] 狂宴 [ユニバース・フェスティバルや〜!!] - ヴァーチャルの熱血遊び日記)
というわけで今回はこの辺で。ありがとうございましたー!
[ジオウの記事はこちら!]